ターゲットをしぼることの本当の意味
最近は専門店が元気です。
だからなんでもあるお店より、
鳥の唐揚げ専門店にしたほうが良いとか、
ワンタン専門で、とかよくいわれます。
でも、本当にそうかなーと思うのです。
なぜならなんでもあるお店で魅力的なところがいっぱいあるから。
やはりチェーン店に多いんですが、
そういういかにもターゲットを絞りましたっていう
マーケティング先行型でオープンした店は
だいたいつまんない。
なぜか?
店主に思い入れ、らしさ、そういったものが
感じられないから。
大将、それほんとに好き?って感じ。
得意料理や得意技はあっていいと思います。
もちろん、それを基本にお店作りをするのは当たり前。
でも、マーケティング先行はお客さんに気づかれますよ。
居酒屋だって、その店らしい「特製ペペロンチーノ」があっていいし、
イタリアンの小さなビストロだって、
店主こだわりの「俺だけのおでん」があったっていいと思う。
“らしさ”を見失うことが一番こわい。
あなたのらしさで勝負する。
変にターゲットをしぼったり、特徴を大きくみせようとするより
大事なことはそこだと思うわけです。